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この記事を読む事で勝率を意識したエントリーポイントの見極めができるようになります。FXは勝率が高ければ良いというものでもありませんし、勝率が低すぎると、どんなにリワードが良くてもトータルでは負けてしまいます。リスクリワードのバランスを考えながらエントリーポイントを絞ってトレードする事がFXで勝つためのコツです。それでは、FX勝率を意識したエントリーポイント5選をトレンドライン・プライスアクション・ダウ理論・ボックストレード・水平線の順に解説していきます。
Contents
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|FXトレンドライン
トレンドライン手法はFXの手法の中でもシンプルでありながら勝率が高く大きな値幅を狙える優れた手法であり、エントリーポイントの判断を行うために必要不可欠なツールです。
FXトレンドラインとは
FXでトレンドラインは上昇トレンドであれば安値どうしを右肩上がりの直線で結び、買い圧力が売り圧力に対して勝っているのかを見極めるために使う事ができます。ただし、高値を更新してきていない場合はトレンドラインを引くことができません。
また、下降トレンドであれば高値どうしを右肩下がりの直線で結び、売り圧力が買い圧力に対して勝っているのかを見極めるために使う事ができます。ただし、安値を更新してきていない場合はトレンドラインを引くことができません。
上昇トレンドであれば、トレンドラインを下回った時に買い圧力が弱まった事を示唆し、下降トレンドであればトレンドラインを上回った時に売り圧力が弱まった事を示唆します。
トレンドライン抜けのエントリーポイントはFXの高勝率手法のひとつです。ただし、大きな流れが上昇トレンドであれば、下降トレンドの上抜けを、大きな流れが下降トレンドであれば、上昇トレンドの下抜けを狙う事が高勝率エントリーポイントのコツとなります。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|FXトレンドラインの解説
画像のEURGBP(ユーロポンド)4時間足チャートをご覧下さい。強い下降トレンドをテクニカル分析手法のトレンドラインで示唆しています。下降のトレンドラインを上抜けているので、売り圧力が弱まっている事が読み取れます。さらに、トレンドラインを上抜けてから安値がジリジリと切り上げてきている事がわかります。この安値切り上げを確認してエントリーポイントを決めていくと高勝率且つ値幅の狙えるトレードができます。
売り圧力が弱まるという事は、大きな流れが上昇トレンドであれば、調整波の終わりを意味するため、再び強い上昇トレンドが始まる可能性があります。また、大きな流れが下降トレンドであれば、正弦波がいったん終わった可能性を意味するため、売っている場合はいったん利確すると良いでしょう。大きな流れに対して逆張りのポジションを取る場合、転換の力が弱いと感じるならば、すぐにポジションを閉じましょう。ポジションの強弱を見極める事は勝率の高いエントリーポイントに繋がります。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|FXプライスアクション
ローソク足はFX手法の中でトレーダーに最も最速で相場状況の変化・ローソク足の売り買いの優位性・ローソク足の勢いを教えてくれる唯一無二のインジケーターであり、プライスアクション手法のエントリーポイントは勝率が高くFXで安定した収益を得る事ができます。
FXプライスアクションとは
プライスアクション手法とは、ローソク足の値動きから売り買いの判断とエントリーポイントを探る手法です。全てのインジケーターはローソク足の値動きの後追いで計算しサインをFXトレーダーへ伝えるのに対し、ローソク足のプライスアクションは現在の価格を基に相場状況の変化・ローソク足の売り買いの優位性・ローソク足の勢いを即座にトレーダーへ教えてくれます。
FXプライスアクションのコマ足(十字線)
プライスアクションのコマ足(十字線)は小さい足、またはコマのような形をした足の事を言い、ローソク足の力が弱くなってきている事を示唆します。閑散相場・レンジ相場・トレンド転換で出現する事が多いです。コマ足は、これから相場の方向が加速するのか・反転するのかのサインになり、絶好のエントリーポイントとなります。
FXプライスアクションの上ヒゲと下ヒゲ(ピンバー)
ヒゲはピンバーとも言います。プライスアクションの上ヒゲは高値圏で出ると上昇トレンドの終焉を示唆し、安値圏で出ると上昇トレンドの再開を示唆します。また、プライスアクションの下ヒゲは安値圏で出ると下降トレンドの終焉を示唆し、高値圏で出ると下降トレンドの再開を示唆します。ピンバーはローソク足の勢いを見ながら判断する事が勝率の高いエントリーポイントを探すコツです。
FXプライスアクションの大陽線と大陰線
FXプライスアクションの大陽線と大陰線はローソク足に勢いがあり、トレンド相場の初動やトレンド相場で出現しやすい傾向がありますが、一時的に経済指標などの影響を受けて吹き上げ、その後大陽線や大陰線がダマシとなって反転する場合もあります。トレンド相場であれば大陽線や大陰線が出ると押し目買いや戻り売り戦略が有効です。また、ノントレンド相場であれば、大陽線や大陰線が出ると逆張り戦略が有効です。大陽線や大陰線が出たけど分かりにくい相場だと、あなたが感じた場合は静観しましょう。
FXプライスアクションの種類|はらみ足(はらみ線・インサイドバー)
FXプライスアクションのはらみ足(はらみ線・インサイドバー)はトレンド相場であればトレンド転換を示唆し、ノントレンド相場であれば、方向感のない相場を示唆します。
FXプライスアクションの種類|つつみ足(包み足・アウトサイドバー)
FXプライスアクションのつつみ足(包み足・アウトサイドバー)は1本前のローソク足を全否定する(包み込むような)ローソク足の事を言い、トレンド相場で頭から尻尾まで取るFXエントリーポイントや天底トレードを可能とします。強いトレンド相場で出現した場合はトレンド転換を示唆します。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|FXプライスアクションの解説
画像のGBPJPY(ポンド円)1時間足チャートをご覧ください。各丸で売りのエントリーポイントを取る事や買いの利確をする事がFXの勝率を安定させるコツです。上昇トレンドは買いと売りを繰り返しながら上昇します。大きな流れが上昇だからといって、いつでも買いを入れて良いわけではありません。大きな流れが上昇の時には下からエントリーポイントを拾って丸のような反転のプライスアクションが出た時には利確しましょう。また、大きな流れが下降の時には上からのエントリーポイントを拾ってコマ足やはらみ足(はらみ線)のFXプライスアクションで利確しましょう。
オレンジの丸のFXプライスアクションは強い下落を間に挟んでおり、上ヒゲのついたコマ足が高値を切り下げています。グリーンの丸のプライスアクションは上ヒゲを連発しながらV字で上昇するも、上ヒゲを抜けれずにコマ足を付けて力尽き反転しています。レッドの丸のFXプライスアクションは陰線の長い上ヒゲ①に対して陽線がはらみ足(はらみ線)②になり、さらに陽線②に対して下ヒゲの長い陰線がはらみ足(はらみ線)になって力尽き下落しています。買いの勢いが強く、ブルーの丸のプライスアクションで、もう一度上昇を試みていますが、結局レッドの丸に対してコマ足や上ヒゲが切り下げる形になり大きく下落しています。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|ダウ理論
ダウ理論はFXで勝率を意識したエントリーポイントを探すのであれば欠かす事ができません。理由は相場を動かす事ができるディーラーやファンド・プロップファームなどの大口トレーダー(大口投資家)は高値と安値を追いながらトレードしているからです。私たち個人トレーダーが安定した勝率の高いFXエントリーポイントのみに徹するためにはダウ理論が欠かせません。
ダウ理論とは
ダウ理論は古くからある理論なのですが、現在でも使える手法です。実際のところはダウ理論には6つあるのですが、「明確な反転シグナルが出るまでトレンドは継続する」の一つだけ覚えてください。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|ダウ理論の解説
画像のGBPJPY(ポンド円)15分足チャートをご覧ください。強い上昇トレンドです。青の丸と赤の丸が切り上げ続けている事がわかります。上昇トレンドではダウ理論の「明確な反転シグナルが出るまでトレンドは継続する」であるように明確な反転シグナルが出るまではレンジ相場に移行しても、安値の切り上げを確認したエントリーポイントに絞る事で損小利大の高勝率トレードを可能とします。ダウ理論は昔から存在しているため、既に使えなくなった手法なのではないかという声も聞こえてきますが、そんなことはありません。価格を動かす事ができる大口トレーダー(大口投資家)が今でも愛用している手法です。ダウ理論なくして勝率の高いエントリーポイントはないと言っても過言ではないでしょう。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|ボックストレード
ボックストレードを極めるとFXで勝率が上がるばかりでなく頭から尻尾まで狙う事ができるようになります(天底トレード)。ボックストレードはレンジ相場で使うための手法だと考えているトレーダーは少なくないと思いますので、私が考えたボックストレードの本当の使い方をお伝えします。
ボックストレードとは
ボックス相場(レンジ相場・揉み合い相場)でトレードする事をボックストレードと言います。実はトレンド相場だけでなく、ボックス相場でも安値の切り上げや高値の切り下げができるという事を皆さんご存じでしたか?トレンド相場にボックストレードを組み合わせる事により、あなたのトレードテクニックは劇的に変化します。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|ボックストレードの解説
画像のGBPJPY(ポンド円)1分足チャートをご覧ください。緑のボックス相場を形成しています。流れは下降であり赤丸の切り下げからボックス相場の上限と判断しエントリーポイントを取る事ができます。ボックストレードの右肩エントリーのイメージとしては三尊(ヘッドアンドショルダー)の右肩エントリーと同じです。ボックス相場の上限や下限のエントリーポイントを狙う事は結果的に天底トレードを狙う事になります。1万人以上のフォロワーを持つTwitter(ツイッター)上で有名なFXトレーダーが天底トレードのインジケーターを100万円で販売している話を聞きますが、ほとんどの人が勝つ事ができていない高額インジケーターを、無理して買わなくても天底トレードはボックストレードを極める事で誰でもできるようになります。
ボックストレードとトレンド相場の組み合わせは私の独自の考えであり私自身が検証を行いながらボックス相場でも高値の切り下げや安値の切り上げが起こっている事に気づき、手法として完成させました。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|水平線
水平線を使ったトレードは多くのFXトレーダーに人気があり、知られています。価格はFXで非常に重要であり、過去に守られた価格は未来に渡っても守られる可能性があり、チャートの右側が見えない中で勝率の高いエントリーポイントを探るためには必要不可欠なツールです。
水平線とは
水平線はネックラインや高値を更新した起点・安値を更新した起点などの世界中のトレーダーから意識される価格に引く事で安定したトレードができるようになります。小さい時間足に対して引き過ぎると、意識される価格が分からなくなってしまうので、1時間足以上の時間足に対して水平線を引く事をおすすめします。
FXエントリーポイント勝率を意識した5選|水平線の解説
画像のGBPJPY(ポンド円)1時間足チャートをご覧ください。オレンジ色の丸が水平線を下限としてサポートした後に緑の下矢印で水平線を下抜けました。その後、緑色の丸が水平線を上限としてレジスタンスされています。この事をロールリバーサル(レジサポ転換・サポレジ転換)と呼びます。オレンジ色の上矢印から水平線を上抜けた後は水平線が再度サポートの役割を果たしています。
水平線の近辺まで引き付けたエントリーポイントを取る事で損小利大が実現します。水平線は世界中のトレーダーから意識されるポイントに引く事でエントリーポイントの勝率が上がります。