FXは勝率が高ければリスクリワードが1:1でも資金は増えていきます。逆に勝率が低ければリスクリワードが1:3やそれ以上なければ資金が増えていきません。FXで勝率を上げていくには鉄板ポイントで、ひたすらエントリーとエグジットを繰り返していく必要があります。ただし、FXで安定して勝ち続ける事と勝率はあまり関係ありません。ご自身のスタイルや手法にあっているのであれば、あとはブレずに淡々とトレードを繰り返すだけです。もしブレずに淡々とトレードを繰り返し、資金が増えていないのであれば、根本的に生活環境にトレードスタイルが合っていなかったり、トレードの考え方が間違っている可能性があります。その場合は、いったん立ち止まり冷静に自分のトレードを分析してみると良いでしょう。
FXエントリーポイントで勝率の高いポンド円の鉄板手法
画像をご確認ください。GBPJPY(ポンド円)の30分足チャートです。
大きな流れが下落トレンドなので、高勝率且つ値幅を狙いにいくのならばトレンドに乗って売り戦略での鉄板FXエントリーポイントを決めたいところです。
安値を更新してきた起点から安値までをオレンジのボックスで囲っています。今回のケースでは注意しなければならないのが、ボックスのすぐ上にネックラインがあるという事です。ネックラインに水平線を引いているので分かりやすいと思いますが、トレード中は集中するあまり多くの方が重要なネックラインなどに気づきません。下落トレンドの時にスケベ心で買いをやってしまうと、ボックスを上抜けたと思ってブレイク手法で買いを入れた途端にポジションが逆行してしまったなんて方も少なくないのではないでしょうか。
ボックスを上抜けても、すぐ上に上ヒゲや下ヒゲ、ネックラインが待機しているのならば、もしかしたら反転するかも?と冷静に判断しましょう。今回のポンド円のケースではボックス上限を上抜けた後にネックラインから綺麗に反発し、高値をジリジリと切り下げながら下落トレンドが再開しています。
下落トレンドの時に買いの勢いが強い事を理由に買うのも悪くはありませんが、メイントレードは売りだという事を忘れてはなりません。また、買いの勢いが強いのに大きな流れが売りだからといって急いで売ってしまう事も良くありません。下落トレンドが再開すれば、必ず高値と安値の切り下げが確認できるので、自分が分かるエントリーポイントが来るまで待つ事で勝率が高くなります。
FXで安定した勝率を求めるのであれば、やはり私は大きな流れに従うエントリーポイントに絞る事をお勧めします。例えば大きな流れが下落トレンドなのであれば買いは捨てる事で頭の中が整理されます。買いも売りもどちらも取りたいと欲張ってしまうと、調整波で自分のポジションの間違いを否定できずに正弦波の一番おいしい局面を取り逃がしてしまったり、調整波の利が乗ったポジションを正弦波により狩られてしまったりします。
FXエントリーポイントで勝率の高いポンドドルの鉄板手法
画像をご確認ください。GBPUSD(ポンドドル)の4時間足チャートです。
ポンドドルはポンド系の通貨ペアの中でも取引量が一番多いため、ポンド系の通貨ペアの中では一番安定した値動きになります。安値を更新してきた起点から安値までをオレンジ色のボックスで囲っています。このボックスを上抜けてから緑の丸で囲った安値が切り上げてきています。ボックス抜けを狙って焦って買わずにしっかりと再度レンジを作らせ、下限から入る事が高勝率のエントリーポイントに繋がります。
いったん上昇が一休みすると調整波の下落が来るわけですが、上昇の流れが本物であれば赤丸のように安値を固めてくると再度、正弦波の上昇トレンドが入ってきます。買いの流れの時には売りを捨てて買いに専念すると無駄な負けトレードが減るため、必然的に勝率が高くなります。また、エントリーポイントも洗練されてくるのでスキャルピングのタイミングでエントリーし、タイトな損切り設定ができるようになります。
トレンドがいったん出ると、正弦波と調整波を繰り返しながらトレンド継続します。上昇トレンドであれば安値の切り上げを確認し、下降トレンドであれば高値の切り下げを確認する事で簡単に利益を得る事ができます。
FXエントリーポイントで勝率の高い鉄板手法のまとめ
FXで安定した高勝率を手に入れるためにはトレンド相場の正弦波を狙っていきましょう。調整波をスケベ心で狙ってしまうと一番狙いたい正弦波を取り逃がしてしまいます。また、誰しも自分の間違いは認めたくないもので、調整波で利が乗っていると調整波の終焉を認める事ができずにホールドしてしまい、最悪の場合、損切りになった上に正弦波も逃してしまいます。FXで安定した収益を得るにはトレード回数を増やせば良いというわけでもありません。その日、一番のエントリーポイントを1本だけ狙うくらいの気持ちでも十分です。